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この夏のこと、山に越してきて初めて体中がかゆい日が続いた。ひどい日は夜も眠れなくて掻きむしってしまうほど。二才半の娘もそのうち顔にポツポツが出るようになった。そして、痒そうに首や顔を掻くようになった。そしてしょっちゅう鼻血。それから二週間ほど経ち、久々に山を散歩しようかと外へ。すると家から僅か五十メートル先で大量の草がまっ茶になって枯れていた「ウヮ~これだったのか、痒い原因!!」そうです、大量の除草剤が撒かれていました。 その日から外には出ないようにしましたが、娘は外へ出たがります。すぐに発疹が出るので家の中へ。すると落ち着く。ちっちゃい方(三ヶ月の息子)も、今思い返すとその時だけ耳の裏がただれていた。この夏のことで娘も農薬(除草剤)に敏感に反応するようになりました。娘は毎日すぐそばを通っていたので、私より小さい体の中により多くの除草剤を毎日吸い続けていたのです。除草剤(他、農薬)は撒き方や種類によっては長い期間空気中に揮発して漂うそうです。でも空気中の農薬は見えないから何時取り込んだのか分からないですよね。だから、せめて公園など子どもが集まる場所ではやたらめったに薬剤(農薬)を撒かないでと行政に要望していこうかと思っています。今のところ「事前・事後にはちゃんと看板を立てて下さい。」と一部の公園ではお願いしているところです。公園での農薬散布が嫌だという方は大いに声を挙げましょう! せっかく無農薬野菜を食していても、空気中の農薬を頂いちゃったら台無しです。というのは食べ物から摂取するより空気中から摂取する方が農薬の毒性影響は4倍も高くなるそうですから。口からだと血液になるまでに胃や腸や他の臓器でいくらか消化・解毒してくれるけど、呼吸だと肺から直接血管に行ってしまうからということです。 発疹、鼻血で娘は体が“イヤ”と言っているサインを出します。サインを出せる体はとても“便利”だと私は思います。ある程度避けられますからね。時々人(社会)との不都合が生じることはあるでしょうけれど…。だから、私は娘のこのデビューを半分嬉しく感じています。化学物質過敏症は、その人の体の域値(限界)を超えたときに発症すると言われています。農薬など化学物質による症状はこの化学物質過敏症だけではありません。喘息、アトピー、鼻血、鼻水、咳、頭痛、吐き気など様々な症状を起こします。最近、化学物質過敏症を国も病名として認定しました。お医者さんもこれまでのようにこの症状を“気のせい”だとか“精神障害”とは言えなくなりました。ただ、 国は過敏症を認定するより前に、過敏症になりそうな有害化学物質についてドイツなどをお手本にもっと厳しく規制する方が先なのではと思うのですが。特に幼い子どもを持つお母さま方、子どものサインを良く見て気をつけてあげて下さい。
by ko_myu
| 2010-10-06 12:45
| 化学物質
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